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2018/5/28

地震に強いLPガスを普段から安全に使うための4つのポイント



皆さんこんにちは、埼玉県を拠点に東京都文京区と神奈川県横浜市で営業している株式会社ジェステックです。

数年前から日本で頻発している地震。
2018年5月12日にも長野で震度5の地震が発生しましたね。

「震度5」という大きな地震でも、以前ほど取り上げるメディアの数は少なく、やはり東日本大震災や熊本地震の影響により、地震自体のインパクトが薄れてしまっているような気がします。

しかし油断は禁物です。
大地震はいつどこで起こるか分からないもの。
だからこそ、普段から万全の準備をしておきましょう。

今回は地震に強いといわれている「LPガス」、別名・プロパンガスをご紹介。
その知られざる安全性の高さについて、皆様にご説明しましょう。



■LPガスが地震に強い理由とは?



では、そもそも都市ガスとLPガスの違いは何なのでしょうか。
配給先の会社やガスの原料などさまざまな違いはありますが、最も知っておかなくてはいけないのは供給方法の違いです。


都市ガスは道路下に通されたガス導管を通じて各家庭に届くのに対して、LPガスは液化したガスが充填された容器からガスを得ます。当然、LPガスの場合はその容器ごと契約者に届けられるのです。

実は地震に強い理由はここにあります。
都市ガスの場合、地中にガス管がありますので、地震の影響をモロに受けてしまうのです。また復旧の際は張り巡らされたガス管の破損箇所を細かくチェックしなければならず、途方もない作業となります。


一方LPガスは災害が発生してガスの支給がストップしても、各家庭の容器を点検するだけなので、簡単に復旧できるのです。

事実、阪神淡路大震災の際には都市ガスが完全に復旧するまでに3カ月弱かかったのに対して、LPガスはたった2週間しかかかりませんでした。
また新潟中越沖地震の際も都市ガスに比べて1カ月ほど早く完全復旧しています。



■LPガスでもっと安全な暮らしを実現

容器に入っているLPガスは一見、破裂の恐れがありそうで危険だと思われているようです。

しかし、消防庁のデータによると、平成16年から23年までの事故発生数は、都市ガスが5474件に対してLPガスは約2000件も少ない3542件。平成28年度でも都市ガスが442件だったのに対してLPガスは372件と、日常生活における安全性はLPガスの方が断然高いのです。

万が一の事態にも普段の状況でも、LPガスは事故無く安定して使える設備だといえます。



■万が一のために! 事故なくLPガスを使用するためのポイント



では最後に、普段からLPガスを安全に使うためのポイントについてご紹介しましょう。事故は少ないタイプですが、万が一という場合もありますので、これからLPガスに切り替える方、または使用中の方は、ぜひ参考にしてください。


1.ガス機器を使うときは換気を忘れずに!

換気なしにガスを使うと、一酸化炭素に陥る可能性があります。死に至るケースもございますので、LPガスを使う際には換気を忘れずに。

2.万が一に備え、ガス漏れの警報器を取り付けよう

ガス漏れの可能性が低いLPガスですが、万が一の事態に備えて警報器を設置しましょう。

3.不使用のガス栓は閉じておく

不使用のガス栓を開けてしまうと、そこからガスが漏れてしまいます。口が2つあるタイプなどの場合、謝って開けてしまうケースが多いので、くれぐれも気をつけてください。

4.古いガス機器は早めに安全型ガス機器に交換

最新のガス機器は消し忘れを防止する機能や過熱を防止する機能などが搭載されており、事故の可能性を下げてくれます。
しかし古いガス機器はいまだに「うっかり」で事故につながってしまう可能性があるのです。また部品が劣化すると、事故にもつながるので、早めの交換がおすすめです。



■災害の多い現代だからこそLPガスがおすすめ

先述しましたが地震はいつどこで発生するか分かりません。
住まいの耐震も大切ですが、ライフラインの確保も同じくらい大事なこと。LPガスを導入して、安全な暮らしを実現しましょう。