2018/9/11
失敗しないためのプロパンガス業者の選び方
現在、プロパンガスの導入を考えている方、業者の選定はしていますか?
ポストに入っていたDMや住まいの近辺で展開している会社に依頼した場合、あとで痛い目を見る可能性があります。
なぜなら、都市ガスとは違ってプロパンガスは会社ごとに設定料金が違うからです。
今回は失敗しないためのプロパンガス業者の選び方についてご紹介します。
■プロパンガスの平均価格をあらかじめ把握しておく
まずはコスト面で損をしないように、プロパンガスの相場を把握しておきましょう。
会社によっては都市ガスに比べて約2倍近くのガス代がかかってしまうケースもありますので、のちのち後悔してしまうことも……。
エリアごとにおおよその適正価格というものもありますので、今の料金が正しいのか、料金を無駄に払っていないかを診断しましょう。
例えば東京都の平均価格(平均相場)は基本使用料が¥1,567、従量単価が¥474です。
このラインが基本ベースとなります。つまりこのボーダーを超えるようであれば、業者を改めるべきです。
都市ガスの平均価格は月に7000円ほど。プロパンガスの適正価格が7500円ほどなので、適正価格をキープしている業者を選べば、都市ガスと変わらない値段で導入できます。
■プロパンガスのランニングコストが高くなる理由
プロパンガスも都市ガスも、導入する際にはガス管や給湯器、メーターなどのガス設備を消費者が自費で払わなくてはいけません。
都市ガスの場合は、初回引き落とし時にイニシャルコストも加算されますが、プロパンガスは月々のランニングコストに加わってきます。なので月々のガス代が高くなってしまうのです。
しかし初期費用を払わなくていいというメリットもあります。
■安いだけで業者を決めるのもNG
コストだけを見ると安いほうがいいに決まっています。しかし、安いだけの業者には気をつけなければいけません。
料金が安い業者だけがいいかといえば、そうではありません。
たとえばDMでよく「業界最安価格です!」などの煽り文句を見ますが、こうした業者は初月だけ安い価格でガスを提供し、だんだんと値段を高めていく可能性があります。またプロパンにトラブルが起きたときにただしく対処してくれない場合も。
ガスは生活に欠かせないインフラですから、信頼できる業者を見極めたうえで依頼しなくてはいけません。
■特に高齢者は注意しましょう
こうした詐欺まがいのプロパンガス業者は、高齢者をターゲットにする可能性が高いと言われています。高齢者はガス料金についての知識に乏しいうえに、人を見た目で判断してしまう傾向があることから、狙われているようです。
だから身近に一人暮らしの高齢者が依頼いらっしゃる方は、注意喚起してあげてください。
プロパンガスに乗り換える際は、きちんとした対応をしてくれる業者を見極めて、契約しましょう。都市ガスよりもガスの力が強く、停電にも対応できるなど、魅力溢れるプロパンガスだからこそ、信頼できる業者に依頼して、快適な暮らしを実現しましょう。