2018/9/20
プロパンガスの料金はなんで会社によって違うの?
電気や水道と並んで不可欠なライフラインの1つであるガス。皆さんは月々のガス代どのように計算されて請求されているかご存知ですか?
そもそもプロパンガスは公共料金が定められている都市ガスとは違い自由料金であるためその請求の仕組みや特徴を押さえておかないと損をしてしまうことがあります。ランニングコストを抑えるためにも、一度ガス会社を見直してみてはいかがでしょうか。
ガス会社の切り替えをお考えの方、プロパンガスに興味がある方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
■ プロパンガスの料金設定
ガス代の算出方法
ガス代は都市ガス、プロパンガスともに
「毎月のガス料金=基本料金+従量料金(単位料金×ガス使用料())」
で計算されます。
二部料金制
プロパンガスはガソリンの値段のように会社ごとにガスの価格を決めることができる自由料金です。プロパンガスの値段設定は、多くの会社が「基本料金」と使用量に応じて価格が決まる「従量料金」の2つを組み合わせた二部料金制です。
それぞれの値段をいくらにするかによって各ガス会社の料金が異なります。プロパンガスの料金は主に仕入れ価格、配送費用、設備の点検や保安費用、人件費などで構成されています。
CP価格・CIF価格
仕入れ価格は輸入されたタイミングで異なり、海外市場に大きく影響を受けます。プロパンガスの価格決定において重要なのが輸出時での通貨価格であるCP(Contract Price)や、CPとその保険料の合計に為替レートをかけた(Cost, Insurance, Freight)です。
平均的なプロパンガスの価格推移は海外市場に大きく影響を受ける価格ですが、小売価格は大きな変動はありません。
原料費調整制度
輸入価格や為替レートの動きに応じて変動する輸入原料価格を自動的にガス料金に反映させることにより、料金の透明性を高める為に原料調整制度が設けられています。
■ 悪徳業者に注意
使い始めの提示額は安かったのに、しばらくするとガス会社が勝手に値上げをし、結果的にガス代が高くなってしまったというケースが問題となっています。
請求金額だけ見て、きちんと1あたりの料金を確認しないとこのような値上がりに気づくことなく知らないうちに損をしていたという事態になりかねません。勧誘などを信じて表面的に判断するのではなく、料金設定を他社と比較したうえで透明性の高い信頼できるガス会社を選びましょう。
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