2018/10/11
失敗しない給湯器選び
給湯器の購入や買い替えを考えている方、豊富な種類の中からどれを選べばいいのか迷ってしまいませんか?給湯器は決して安いものではありません。給湯器選びで失敗しないために最低限知っておくべき基礎知識をご紹介します。
■給湯器のタイプ
給湯器のタイプは暖房機能の有無で大きく2つあり、さらにそれぞれが3つに分類されます。
暖房機能が無いタイプ
まずは浴室暖房や乾燥機能が無いタイプの給湯器を見ていきましょう。
1.ガスふろ給湯器
キッチンやシャワー、洗面所の給湯に加え、湯沸かし機能も備えたタイプの給湯器です。
2.ガス給湯器
給湯専用の給湯器です。浴槽への給湯を行うことはできますが、追い焚きはできません。
3.ガスふろがま
浴槽にはった水を温めて使用する給湯器です。追い焚きは可能ですが、シャワーや給湯機能は別になります。
暖房機能があるタイプ
続いて、浴室暖房・乾燥や、温水床暖房機能を備えたタイプの給湯器を紹介します。
1.ガスふろ給湯暖房用熱源機
ガスふろ給湯器に温水暖房機能を追加したタイプです。ポンプでお湯を循環させることでシャワーやお湯はり、追い焚きを利用できる他、浴室暖房・乾燥や、温水を利用した床下暖房機能もあります。
2.ガス給湯暖房用熱源機
ガス給湯機に暖房機能が追加されたタイプです。こちらも浴槽へは給湯のみが可能です。
3.ガス暖房専用熱源機
使用中の給湯器はそのままに、温水供給機能を追加し、浴室暖房・乾燥や床下暖房を使えるようにするタイプです。
それぞれの特徴を把握したところで、具体的な給湯器選びのポイントを見ていきましょう。
■給湯器を選ぶポイント
給湯器を選ぶ際にチェックすべきポイントは3点あります。
1.住まいに必要な能力で選ぶ
給湯器を効率的に使用するには、使用量や暮らし方に適した能力を持った給湯器を選ぶ必要があります。
給湯器の能力(号数)は、一度にどれだけの量のお湯が出せるかを表します。これはシャワーやキッチンの湯量に影響するため、選ぶ際にはお湯の温度が上がりにくくパワーを必要とする冬場を想定して選ぶ必要があります。
2.お風呂のお湯はり、追い焚き、保温、たし湯などの機能で選ぶ
選ぶ基準として、お湯はりの仕方や必要となる機能からみることもできます。
給湯器の種類によってお湯のはり方はそれぞれです。水からお風呂を沸かすタイプ、お湯を注ぎ入れるタイプ、適温に追い炊きできるタイプから選ぶことができます。
3.ガス代を節約できる省エネ性能で選ぶ
シャワーやキッチンの温水などは毎日利用するものですから、少しでもガス代を節約したい場合には、省エネ性能に優れたものがおすすめです。
例えば排気熱を有効活用することでガス代を抑えることができるecoジョーズの場合、1年間のガス代を約25,480円節約することが可能です。
■まとめ
給湯器には6つものタイプがあるため、どれを選べばいいか分からないという方は少なくないかと思いますが、選ぶ際にチェックすべきポイントは以下の3つだけです。
① 住まいでの用途
② 機能性
③ 省エネ性能
ぜひこの記事を参考に、希望に合った給湯器を見つけてみてください。