2018/11/16
結露対策のためのリフォームプランをご紹介
結露が発生しやすくなる冬場が迫ってきています。
カビやアレルギーを併発するので、小さなお子さまがいるご家庭は特に気を付けたいところでしょう。そこで今回は結露対策になるリフォームプランをご紹介します。
■結露はどうして発生するのか
空気には基本的に一定量の水蒸気が入っています。
しかし空気中に含めることができる水蒸気の量は決まっているのです。冬はエアコンや加湿器を使用しますよね。それにより空気中の水蒸気量が増加するのです。その結果、飽和量を超えた水蒸気が窓や床に付着することで結露が発生します。
冬場の結露は毎日のように発生します。そのたびに拭き取った方がいいことは分かっていても、ついつい面倒になって放置してしまいますよね。しかし水滴を放置してしまうと、のちのち、大問題に発展することがあるのです。
■結露が原因で身体に害が生じる
結露は一見少量に見えても実はかなりの量の水滴が付着しています。
そのままにしてしまうと、カビが発生する可能性が高いことを覚えておきましょう。カビはアレルギーを引き起こす原因となる有害物質です。気管支に異常を引き起こしたり、肌がかゆくなってしまう可能性があります。
またカビはダニの大好物です。ダニを引き寄せることもあり、さらに身体に害を及ぼす可能性があります。結露を発見した時はすぐにタオルなどで拭き取ってあげましょう。
■結露によるカビを除去するためには除湿が効果的
それでもうっかり拭き取るのを忘れてしまうことがあるでしょう。その結果、気づいたらカビの温床になってしまうことも……。そこでそもそも、結露が発生した後にカビを抑制するにはどうすればいいのかを考えてみましょう。
カビが生える原因は「温度」と「栄養」「酸素」「湿度」の4つの要素が関係しています。それぞれについて解説しましょう。
1.温度
カビは0~45度くらいが最も繁殖しやすいといわれています。そして60度以上でほとんどが死滅するそうです。いくら何でも室内の気温を60度まで持ってくるのは非現実的ですよね。気温による予防は「難しそうです。
2.栄養
カビは室内のあらゆるものを好物にしています。ホコリや木材はそもそもカビを半焼させる原因となるほか人間の髪の毛にあるたんぱく質なども危険。これも室内で予防するのは難しそうです。
3.酸素
カビも呼吸していますので酸素は必要なものですが、もちろん人間にも必要。室内を真空状態にはできませんので、酸素の対策は難しくなるでしょう。
4.湿度
湿度はカビにかなりダメージを与えられます。除湿器を付けることでカビは繁殖できなくなるでしょう。逆に高湿度ではカビは一気に増えますのでご注意ください。
カビの繁殖を食い止めるためには低湿を保つことが効果的かつ現実的だと判明しました。しかし冬場の乾燥する季節にはなかなか、気が進まない方もいらっしゃることでしょう。
■結露とカビを予防するためのリフォームプランとは
そこで住まいの「換気システム」と「素材」を見直してみましょう。
まずは「換気」。
換気不足だと室内に湿気がたまりやすくなってしまいます。
換気の回数を増やすか「第一種換気システム」の換気扇を導入しましょう。
第一種換気システムとは機械の力で強制的に換気を促す方法です。強い力で換気できるので、いつも室内をさわやかに保ってくれます。
次に「素材」。
オススメしたいのは無垢材です。自然素材には吸湿機能があり、室内の湿度が高まった時、勝手に湿気を吸い込んでくれます。また逆に低湿のときは吸い込んだ湿度を吐き出すので、常に室内が最適な湿度に保たれるのです。
ジェステックでは換気システムと自然素材ともにご用意しております。
結露が心配な方は、ぜひお気軽にご相談ください。お客様のお住まいにピッタリなリフォームを提案します。