2019/1/30
万が一の事故に備える! LPガスの安全な使い方をご紹介
インフラは生活するうえで必要不可欠な設備です。
電気や水道、ガスなどはトラブルが起きてしまったら、暮らしに大きな悪影響を及ぼしてしまいます。常に高い生活水準をキープするために、整備しておきましょう。
今回はプロパンガス(LPガス)を安全に使うために、注意すべきポイントについてご紹介します。
■ガスまわりは設備によって管理責任者が違う
プロパンからガス設備までには2本の管が必要です。
なかでも、LPガス容器からガスメーターの出口までは「供給設備」と呼ばれています。こちらの設備に関しては、LPガスの販売店が責任を持って点検と維持管理を担当する場所なので、使用者が心配する必要はありません。
使用者が気をつけなければいけないのは、ガスメーターの出口からガス器具までの「消費設備」です。法律上、管理責任は消費者の皆さまにありますので、日常の点検と維持・管理は、普段LPガスを使っている皆さまが気を配らなくてはいけません。
ただし誤解のないように申し上げますと、ガス設備は都市ガス・LPガスともに事故の可能性が低いのは確かです。爆発などの大きなトラブルはめったにございません。ただし、万が一の事故に備えるために、正しい使い方を守らなくてはいけません。
■LPガスを安全に使うためにガイドブックを読むべき
室内に煙突(排気筒)が付いている湯沸器や風呂釜、安全装置が付いていないガス器具をお使いの方は、必ず「活用版LPガス保安ガイド」をご覧ください。
緊急時にガスが止まった際の対処法が記してあります。またガス漏れや臭いが充満している際の復帰方法もありますので、必ず確認しましょう。
■ガス漏れ事故を防ぐために各項目をチェックしておく
ガスまわりの設備を確認しておくことで事故のリスクは下がります。必ず安全に使える状況かを確認しましょう。
1.点火は直接目で見てチェック
点火スイッチを回した際は、必ず点火を確認しましょう。
未点火の場合は器具内にガスが溜まって引火をする事故が多発しています。
2.ゴムホース(ゴム菅)の様子は正常なのか
元栓とガスコンロをつなぐゴムホースも確認すべき場所です。「ゴムホースはガスの元栓の赤い線まで差し込まれているか」「ホースバンドはしっかり止まっているか」などを確認しましょう。
3.使っていないガスの元栓は「閉」にしてガス漏れしないように!
ガスの元栓を開けていると、ガス漏れの可能性が高まります。つまみを必ず閉めておきましょう。ガス栓のカバーをつけておくと、リスクも下がります。
■こんな時はすぐに器具メーカーやLPガス販売店に連絡を。
器具の様子によってガスが正常に使われているかを判断できます。
例えば、ガスコンロの炎を確認しましょう。「炎の強弱が安定しない」「色が黄色買ったり赤かったりする」または「使用中に勝手に消火したり、爆発的に着火したりする」などの症状が確認できた場合は使用をやめなければいけません。
「LPガスの点検」は、経済産業省が力を入れてPRしている大切なことです。使う前に確認したり、定期的に点検したりして事故のリスクをなくしましょう。
ご不明点がございましたら、LPガスの専門家・株式会社ジェステックにお気軽にご相談ください。